聞いた話はだいたい次のとおりである。
ちなみに神奈川県でおきたことらしい。
不登校の子どもがいて、学校に行った。
そうしたら校長に説教をされて、さらに殴られた。
そして、子どもが校長の手を払ったら、反抗したとみなされて、
警察を呼ばれて逮捕された。
そういう状況になる前提状況は詳しく聞けなかったので分からない。
しかし、普段において子どもが学校に居ないのに、教師に対して反抗的であるはずがない。
確かに、その子どもは不登校の状態にあり「登校」せよという教師に対して、
素直でなかったかもしれない。が、不登校児への対応が「無理な登校刺激はしない」
という考えがすでに常識になっている。
数年くらい前か、学校で凶悪な犯罪が増えているとマスコミは(過剰に)報じた時があった。
そして、学校に警察を入れるという法律が、専門家の意見も聞かずに成立してしまった。
この結果、その法律が上記のような指導力の無い教師の隠れ蓑になっている。
一般にはあまり知らされていないが、指導力のない教師は多く存在する。
中には精神的虐待のようなものもある。
次の話を聞いたのは3年くらい前である。
学級崩壊は、指導できない精神的不安定の子どもが増えて来た例として、
よく取り上げられる。しかし、学級崩壊のかなりの割合の数(7〜8割)の
クラスは、担任の教師を変えると学級崩壊は収まるのである。
これは、子どもが不安定になったというよりも、教師の指導力欠如で、
指導に失敗したと見るべきだろう。
もちろん教師がすべて悪いという訳ではない。
そもそも、大学の教職課程で具体的な指導(力)の仕方はまず教えない。
なので、子どもをどう指導していいのか分からないというのがある。
また、教師は指導要領や教育委員会によって行動をかなり制限されている。
教育現場のストレスも多い。
そのような問題の解決として、スクールカウンセラー制度が導入されているが、
最近は教育予算削減の影響で、スクールカウンセラーが学校に居る時間が減らされている。
このような問題は地域差、学校差が多いらしい。
東京のある小学校では、子ども同士が喧嘩をしていて、
それを止めないと、それが問題になる場合があるらしい。
では、どうすればいいのか。
学校はもっと情報を公開するべきである。
例えば、学校内で警察による逮捕があったら、その件数を公開する。
そうすれば、件数の多い学校には入学しない。
あるいは入学しても、そのような事態に親が注意を向け続けるといったことができる。
また、指導力不足の教員に対して、指導力の再教育をする。
あまりにも酷ければ処分をする。
指導力が高い教員に対しては、なんらかの優遇処置をする。
その為には、指導力を測るようなものが必要であるが…
指導力を測る方法を開発して、それを教育現場に適応すれば問題はかなりよくなるはず。
特に学校の改革に敏感な私立の学校では注目されるはず。
それに、指導力なら、教育現場だけではなく企業でも使えるし、
かなりのビジネスチャンスにもなると思うんだが…。
なにか先行研究はないかな………………CiNiiで調べてみるか。