2012年 読んだ本で最も良かった本

2012年 読んだ本で最も良かった本は、
検事失格


検察庁内での人の教育と、決裁という指導(実質は押し付け)
それが詳しく書かれている。
これは、検察庁以外でもあてはまる部分もあるのではないかと思った。
上の人間が、指導をするが、その指導の基準が問題だ。
基準が、古くて、過去の成功体験をもとにしていると、
時代の変化に対応できず失敗してしまう。
検察でも、経済事件では、変化が激しく、
それを考えないと(基準が昔のままだと)経済全体に甚大な悪影響を及ぼしてしまうということになる。
内部で、異を唱える人がいても、無視(というか怒鳴りつけられる)され、
だれも止められず、すべてがダメになってしまう。


シャープも、テレビを増産という昔の成功体験で、
つきすすみ瀕死の状態になったし。




ちなみに、2番めに良かった本は、
勾留百二十日  特捜部長はなぜ逮捕されたか
可視化というか、他から隔絶している世界だと、
常識というか価値観が、ズレてしまい、
悪くなるということだと思う。
ズレ方がゆっくり数十年単位で移行するので、
ズレてても、内部の人間は気づきにくい…。



まぁ、そんなところ。