最近、「ホームページ作成を手伝って欲しい」と幾つかのところからいわれたので、
この機にホームページ製作に関することを書いてみることにしました。
会社でホームページを作るなら、資金・時間・労力を掛けて、それなりのものが、
出来るが、非営利目的(趣味・NPO関係)で製作する場合、資金・時間・労力は、
限られてきます。
だとすれば、どうのようにホームページを製作して、運営していけばいいのかは、
大きな課題です。
その課題について自分なりの考えをまとめてみたいと思います。
大体において製作過程は次のようになります。
企画(理念の確立)→実際の製作→運営管理
たとえ高度な技術・綺麗な画像を使っていても、
企画がうまくいっていなければ、ホームページは有用なものにはなりません。
では企画段階ですることは下に書いたような感じです。
1、調査・検討・状況把握
課題・NEEDS・Wantsの洗い出しの整理。
・何をホームページで行いたいのか。
・いまの現状の問題点は何か。現在ホームページがあればその問題点は何か。
・みんなの要望は何か。
2、ゴールと要件の定義
期待される効果。ターゲット・要件。
・どんな人がみるのか。その人がホームページに求めているものは何か。
・メンバー(会員)がホームページに期待するものは何か。
・立ち上げ(導入)時にかかる労力はどのくらいか。
・運用(更新)にかかる労力は、処理できるのか。
例としては、
▽発表の場所が必要(日記・作品・論文・定期の記事など)
▽メンバー間の意見交換。
▽メンバー間の情報の共有・連絡(会議の議事録)。
▽新規会員の募集。
▽Net&Webの知識を持つ人が少ない。
▽管理者が他の件で忙しいと、その間はホームページの更新が出来ない。
▽問い合わせの窓口。
▽見る人との交流の場。
初めにも書いたように企画が1番重要です。
企画を作る為に、会議を繰り返し行いましょう。
また簡単なアンケートをとってもいいかもしれません。
簡単にでも企画書を作成するといいと思います。
○企画段階での注意点としては次のとおりです。
ホームページはいかに更新をしていけるかが勝負です。
そのため更新にかかる労力を把握することと、
それをしっかり処理できるかどうかを判断するのは死活問題だと思います。
○実際の製作
まず、企画でまとめたものを、どんな手段・ツールを使っていくのかを決めます。
選択するツールとして私が考えられるのは下記。
・HTML
・メール
・ブログ
・SNS
・ストレージ
・掲示板
・DotNetNuke
最近はRSSが重要になりつつあります。
RSSが簡単に実装できるのは、ブログ・対応している掲示板でしょうか。
HTMLを作っていくという方法は、一番作りこみ可能な方法かもしれませんが、
デメリットとして、作ったパソコンからでないとサーバへアップロードが、
できないということがあります。
なので作る人が、他の仕事などが理由でホームページ関連の作業ができないと、
その間、更新が止まってしまいます。
それとは違い、ブログやSNSなどはIDとパスワードさえあれば、
どこのパソコンでも(それこそネットカフェのでも)ページの更新ができます。
最近はブログでも(部分的にはですが)HTMLの編集が出来るようです。
ブログをホームページにして、データなどは外部のストレージに置き、
掲示板なども外部のを使い、ブログからそこへリンクをするという方法も、
いいのではないでしょうか。
○運用
高度なツールを使えば、必ず企画で意図した表現・運用が出来るわけではありません。
見た目が綺麗に出来ても、更新などの運用で手間と時間が掛かり、
更新回数が減ったりします。
ここで、企画段階での結果が出ます。