秋葉原パソコンレポート―電脳都市“アキバ”からパソコン業界を見る

秋葉原パソコンレポート―電脳都市“アキバ”からパソコン業界を見る!
という本を図書館で借りて読んだ。
これは、1988年〜1990年の間、秋葉原のパソコンショップの店員から、
パソコン業界を見たレポート。


WINDOWS95が出た、95年以降のパソコン業界を紹介している本はたくさんあるが、
その以前が殆ど無い。なのでそのころの本は大変貴重。
この本なんか密林でプレミア価格ついているし。


内容は、かなりすごい。
というか、歯に衣着せないというか、すばすば言ってしまう。


面白かったのは、一太郎V4.1をジャストシステムがリコールで回収する場面。
パソコンショップの混乱。ショップには、新聞記事とフリーライターからしか情報が入ってこない。
ジャストシステムからの販売店向けの正式な情報は、数日遅れてくる。
その中で、お客からの抗議や流通(ソフトバンク)とジャストシステムの混乱ぶりが、
すごくリアルに書かれている。
今だったらこんなことは書けないだろう…。


で、95年以前のパソコンの書籍は、貴重品になってきているようなので、
当時のことをしっかり書いてくれる人はいないかな…。