「体罰は自立妨げ成長の芽摘む」桑田真澄さん経験踏まえ

「体罰は自立妨げ成長の芽摘む」桑田真澄さん経験踏まえ(朝日新聞デジタル)


これは、指導者というものが時代の変化についていってないという事だと思う。
スポーツだったら、昔の戦後まもなくあたりは、レベルもそれほど高いものではなく、
戦術なんてものは重要ではなく、気合と根性という力技で何とかなった(と当時の人は思った)。
(このへんは精神力さえ強ければ、どんなこともうまくいくんだという竹槍根性が残っているのかもしれない)


しかし、時代が経てレベルが高くなると、戦術や分析が重要になり、気合と根性が通用しなくなった。
その中で、失敗した人を怒鳴りつけたり、体罰をおこなったりすると、その場しのぎしかできなくなる。
しかも根本的な問題の解決にもならない。
スポーツ選手は高校時代に活躍する人は、選手生命が短いと、(解説者から?)聞いたことがある。
高校時代に体を酷使した結果、怪我をしやすくなるそうだ。


スポーツだけでなく、一般社会でも言えると思う。
失敗した人を、(体罰は無くても)怒鳴りつけたり、罵倒したりする指導者がいる。
こういった人は、人を萎縮させるだけでなく、結果的に問題解決を妨げてしまう。
はっきり言って、指導力が壊滅状態だ。さらに組織全体にも悪影響が残るし。


そういえば大学時代に授業で聞いたことがあった。
今の学校は、学校間で競争があるので、都合の悪いことは隠そうとすると。
そういうのもあるのかもしれない。