コンビニの24時間営業規制

自治体で検討している、コンビニの24時間営業規制ですけど、突っ込みどころ満載。

温暖化防止とか言っているけど、そもそも二酸化炭素が温暖化にどれだけ影響しているかは科学的には分かっていない。
「非行少年防止」とかあるが、そもそも非行は数が少なくなっているのに、
大人の行動を大きく制限する必要があるのか。
そんなことをやるぐらいだったら、スクールカウンセラーの待遇をもっとよくして、
常勤に近づけた方が、よっぽど非行少年対策になる。

その他、「夜型の生活をやめよう」とかも言っているが、深夜に業務がある会社はどうするんだ。
コンビニは食料や衣服、文房具、コピーやCD-Rなどのメディアなどを取り扱っていて、社会のインフラとしての側面も持っている。規制したら夜に業務をする会社はどうするのか。
何らかの原因があって、昼間に者を購入するのが難しい人だって多くいるはず。

ならば、昼間に仕事をせよと、古い人(今、世の中で権力を握っている世代)は言うかもしれない。

そもそも、人が夜型になったのは、一次産業中心だった日本の経済が二次産業中心に変化した結果ではないか。(そして三次産業も拡大している)
グローバルの時代になってからは世界ともやり取りをする必要になった側面もある。
東京では夜だが、ロンドンでは昼、でも仕事先とやりとりをしないといけない事態だってある。

それに中小企業はどうするのか。中小企業は規模の関係上(人員の関係上)どうしても、
夜間に仕事をしないといけないという場合は多くあるはずだ。

そもそも、環境問題にしても、輸送コストや電力コストなどが安い夜間を止めて、
コストの高い昼間に集中すれば、返って悪影響になるはず。
例:夜に輸送すれば渋滞はおこらないが、昼間なら渋滞がおこり、
二酸化炭素を夜より多く排出する。



この規制は、二酸化炭素削減がまったくうまく行ってない日本が、
サミットを前に(古い人が)苦し紛れに出した案としか思えない。

私は、次の選挙では、規制賛成した立候補者には絶対に投票しない。




地球と一緒に頭も冷やせ!(池田信夫 blog)
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