「検事失格」

検事失格」を読んだ。



気になったのは、佐賀地検の話ではなく、大阪地検の話しだった。
この時の刑事部長が、決済に時間をかけすぎていて裁判も滞るというありさまで、特に92ページの記述。


>また、そもそも刑事部長の決済それ自体が重箱の隅をつつくよう
>な細かすぎる点を詰問するものだったばかりか、主任を徹底的に
>恫喝する乱暴なものだった。
>
>このため僕が覚えている限りでも検事2人、副検事1人が入院し
>た。ストレスでからだを壊してしまったのだ。


えー、すごいところだ。
っていうか、こういうところ、というか検察庁にこそメンタルヘルスをしっかりやるべきではないかな。
この刑事部長も精神的に不安定だったかストレスがあった(そんな簡単な言葉ですませてはいけないが)
というか、人事制度も見直す必要があると思う。


で、某シンポジウムで慶応の先生が次のように仰ていたのを思い出した。
「企業でも配属されると100%うつになる部署がある。
そうなったら(改善するより)も閉鎖したほうがいい」