臨床心理士資格の今後

日曜に立正大学で、松原先生が心理資格の今後について、
説明していたのに参加したので、内容を簡単にまとめてみる。

2004年に臨床心理士医療心理士の2種類が法案として、
国会に提案されそうになったが、1部からの反対を受け提案されなかった。
(議会が解散したのも影響があると思う)


現在、新しい(国家)資格案を策定中。
その内容は次の通り。
1、資格名称は「心理師」
2、いろいろな団体なども納得する資格案にする。
3、受験資格としては主に2つのパスがある。
 (1) 学部卒で心理学か関連領域において、心理学を36単位以上取得し、
    心理学検定試験で1級に合格したもの。
 (2) 大学院修士課程で、必要な単位を取得し、必要な面接法、心理検査法
    などを取得したもの。


また、それ以外の人でも、必要な講習会、研修会で単位を取得し、
資格委員会が認めれば受験資格が得られるらしい。


試験方法は、書類選考、学力試験、面接、実技試験の4種類。
5年ごとに資格の更新を行う。


それと、2007年3月8日学士会館で行われた、会議の議題の一つに、
「加盟学会によって認定されている既存の資格取得者の移行を可能にすること」とある。
となれば、学部卒で取得できる産業カウンセラーの資格からも移行できるかもしれない。



注、
・心理学検定試験は来年から日本心理学諸学学会連合が創めるらしい。
・現在の「臨床心理士」の資格制度は、国家資格成立とともに消滅。