コミュニティビジネスのフォーラムに行ってきた

コミュニティビジネスのフォーラムに行ってきた

それで、思ったことを書いてみる。


コミュニティビジネスで必要なことは下記。
『やりたいこと』
『地域に良いこと・社会に必要なこと』
『応援、協力体制、横のネットワークを持つこと』
『経済的自立。活動を継続的に行うこと』
以上の4つの考え方が必要。
で、重要なのは、このバランスだと言っていた。


それで、講師の方が言っていたのは、
いまコミュニティカフェは沢山ある。
しかし、うまく行っているのはあまり無い。
いわゆる福祉の団体が、コミュニティカフェを行なっている。
その事例として少し話していたのは、


(福祉の)利用者さんが払えるのはこのくらいだろうと、
コーヒーを150円に設定した。
しかし、黒字にならない。
おそらく、黒字になったら(福祉の利用者)働いている人に給料を払おうと、
したのだと思うが。
それで、首が回らなくなって、
やむを得ず、コーヒーを800円にした。
そしたら、お客さんが来なくなって、
他の物品まで売れなくなってしまった。


そういった事例が多いと講師の方が言っていた。
コミュニティビジネスというのは、
『営利を目的とした手法で、地域課題の解決を行うこと』
で、コミュニティカフェを、福祉をやっていた人が行うと、
そう簡単にうまく行かないという事だと思う。
営利目的なので、福祉とはまったく正反対の、
考え方、価値観が必要で、勉強・研究ができていないと、
例えば、他の団体がやっているので、うちもやろうとし、
他のコミュニティカフェを数度見学し、説明を受け、
形だけ作っても、そうそううまく行かない。
というか、これでうまく行ったら潰れる喫茶店なんか無い・・・。


カフェなので、ディスプレイの仕方、スタッフの接客の質などなど、
いろんなことが必要で、それもカフェごとに違う個性が必要なので、
そういったことができるのかどうなのかと。


つまり、考え方・価値観の転換ができるかが重要なのではと思う。
特に、福祉の経験が長い人ほど難しいのかもしれない。


ちなみに、一度失敗したコミュニティカフェは、
再建が非常に困難と講師の方が言っていた。
その場合は、全部清算して、一から作り直すしかないとも。