「私人逮捕系ユーチューバー」で思うこと。

「私人逮捕系ユーチューバー」という言葉があるらしい。

なんでも、チケットの違法販売とか痴漢とかを、個人的に逮捕拘束するらしい。

で、拘束だけでなく暴力を行ったり、スマホを奪ったりするんだそう。

 

って、「拘束」は、監禁罪ではないの。

本当は警察がしないといけないのでは。

スマホを奪うのは携帯電話不正防止法違反で犯罪。

 

警察が逮捕するという、刑事手続きは大雑把にいって、

逮捕するのも証拠が必要で、逮捕してそのあとに検察に送致し、

検察が起訴して裁判を行って、罪を決めるという手続き。

 

こんな複雑なのは、主に冤罪を防ぐためにあるのよ。

冤罪が起こると、マスコミからは犯罪者扱いされ、

生活にもダメージがはいるし、一生影響があるかもしれない。

 

 

しかし思うに、冤罪を作ると、

冤罪被害者は場合によっては裁判を起こしてくるし、

真犯人は逃げているし、あと例えば痴漢で逮捕する過程で、万が一、電車を止めたりしたら、

とんでもない額の賠償金を要求され、鉄道会社から訴えてくるかもしれない。

それと、今回のように自分が警察に逮捕される。

 

「私人逮捕系ユーチューバー」は、視聴回数を増やしてお金を稼ぐ目的でやっているだろうが、上記を考えると、とても割りに合わないのではないか。

 

それよりも、以前のガーシーの事件も考えると、もうYoutubeのビジネスモデルは、限界に来ているのではとも考えるが。